エクセルを使うときの基礎知識「セル」についての解説です。
セルとは、エクセルの中のひとつひとつの箱のこと。
この箱には番地がついていて、これをもとに計算式などをつくります。
まずは、セルについて基本を押さえておきましょう。
セルの場所はタテとヨコの位置で表されます。
タテの位置が何行目、ヨコの位置が何列目かで場所を特定します。
上の図では、選択されているのはD3のセルです。
D列の3行目という意味ですね。
基本的には、列はアルファベットで表示されますが、ここが数字になっている場合もあります。
これは「R1C1参照形式」と呼ばれるものです。
「R3C4」なら、3行目の4列目という意味です。
列を英語(A,B,C…)にするか、数字(1,2,3…)にするかは設定で変更できます。
英語にするか数字にするかで、特にメリット、デメリットはありません。
自分にとって分かりやすいほうを使ってみてください。
「R1C1参照形式を使用する」にチェックを入れれば、列が数字表記となり、チェックを外せば英語表記となります。
セルの場所は計算式の中で次のように使われます。
上の図の「B2」や「B3」がセルの場所を示しています(赤枠内)。
計算式が「=B2+B3」となっているので、これはB2セルの値とB3セルの値を足したものを表示せよという意味になります。
B2セルは1年1組の4月のデータ、B3セルは1年2組の4月のデータですね。
これを足して4月の1年計(B4セル)に表示しているというわけです。
セルの場所の表し方は計算式や関数を使うときの前提となるものです。
基礎知識として覚えておいてください。
学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能やピボット機能を校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。
第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。
*本書の対象はエクセルを使ったことがある先生向けです。エクセルを使ったことがない方、初心者の方には前著「先生Excel」をオススメします。(前著)初心者向け⇒先生向けエクセル講座「校務Excel」