エクセル成績比較チェック表のつくりかた

エクセル成績比較チェック表のつくりかた

成績を比較して変わった評価(セル)の色を変える

エクセルで成績比較チェック表をつくる方法の紹介です。1学期と2学期など2つの評価を比較して、変わったところの評価(セル)の色が自動的に変わるチェックリストです。

 

【見本】

  • 比較元となるデータをあらかじめ入力しておく(上の例だと1学期の成績)
  • 比較したいデータ(上の例だと2学期の成績)を入力すると、値の変わり具合によりセルの色が変わる

 

成績比較チェック表のつくり方

成績を入力する枠を作成

 

条件付き書式を設定

チェックするほうのセル(色をつけるほうのセル)に条件付き書式を設定します。

  1. 条件付き書式を設定するセルを範囲選択
  2. メニューから「条件付き書式」→「新しいルール」
  3. 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」
  4. 数式を入力(*1)
  5. 書式(塗りつぶしの色など)を指定
(*1)入力する書式は
  • 2段階以上ダウンの場合…「=〇〇>●●+1」
  • 1段階ダウンの場合…「=〇〇>●●」
  • アップの場合…「=〇〇<●●」
  • 〇〇は比較対象とするセル範囲の左上(上の例なら1学期のセル)
  • ●●は数式を設定するセル範囲の左上(上の例なら2学期のセル)

 

条件付き書式で、2段階以上ダウンの設定、1段階ダウンの設定、アップの設定をそれぞれ行います(ここでは3種類にしていますが、それ以外でも可能です)。

 

完成

数値(評定)を入力していくと、設定した条件付き書式に応じて色が変わります。

 

 

ここでは1学期と2学期の評定で解説していますが、前年との比較時などほかにも活用できるケースがあると思いますので、参考にしてみて下さい。

学校でのエクセル活用事例

学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能ピボット機能校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。

第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。


*本書の対象はエクセルを使ったことがある先生向けです。エクセルを使ったことがない方、初心者の方には前著「先生Excel」をオススメします。(前著)初心者向け⇒先生向けエクセル講座「校務Excel」