エクセル独自の「表示形式」を知っておく

エクセル独自の「表示形式」を知っておく

「表示形式」を知ってトラブル回避

エクセル初心者が最初に混乱しがちなのが「表示形式」です。
エクセル独自の考え方なので、気をつけなければなりません。

 

今回はこの「表示形式」について解説します。

 

「4/1」と入力したいのに、「4月1日」になってしまう

4/1」と入力しても「4月1日」と勝手に書き換えられてしまうのは「表示形式」の影響です。

 

「4/1」と入力したのに…

 

「4月1日」と表示される

 

エクセルは入力された値(データ)をいろいろな形式で表示することができる

「4月1日」と表示されているセルの値を見てみると「2019/4/1」となっています。
(下図の赤枠内)

 

これはエクセルには、入力されたデータの値とは別に画面上に表示させる形式があることを意味します。それが表示形式と呼ばれるものです。

 

表示形式は、セルの書式設定で確認することができます。

 

セルを右クリック→セルの書式設定を選択

 

セルの書式設定を確認


(ここで画面上に表示する形式を設定します。)

 

セルの書式設定の変更

書式設定の変更もこの画面で行います。
種類の中から選択すると、画面表示されるイメージが「サンプル」で確認できます。

 

「月/日」にするなら、「日付」から選択

 

左側の「分類」の中から「日付」を選ぶことで「月/日」形式も選択できます。

 

書式設定のイタズラ「計算結果が日付になる」

この書式設定が正しくされていないと、画面の表示が変になります。

 

例えば、下の図では計算式(=A1/B1)が設定されているセルに、「1月0日」と表示されてしまっています。明らかにおかしいですよね。

 

これは書式設定で、このセルに日付形式が残っていたことの影響です。
書式形式を変えれば正しく表示されます。

 

セルの書式設定→数値

 

これで正しく計算結果が数値で表示されるようになります

 

書式設定について知らないと「1月0日」と表示された段階で混乱してしまうと思います。
覚えておいてください。

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