気象庁のデータからエクセルで雨温図を作成する方法

エクセルでの雨温図(月別気温+降水量グラフ)の作り方

雨温図(平均気温、降水量の月別グラフ)をつくる方法

気象庁のホームページに掲載されているデータを使って下記のような雨温図(日本の各都市の平均気温と降水量の月別グラフ)を作成する方法を解説します。
エクセル雨温図

 

気象庁ホームページから雨温図に使えるデータを取得


気象庁のホームページにアクセスし(「気象庁」で検索すれば見つかります)、上部メニューの【各種データ・資料】から【過去の気象データ検索】をクリック。

 

  • 【1】左上にある地図から場所を選択
  • 【2】年・月ごとの平年値を表示

 


表示されたデータから月別の降水量、平均気温のデータをコピーし、エクセルに貼り付ける。

表全体をコピーしてエクセルに貼りつけてから、不要な部分(降水量と平均気温以外の列など)を削除する方法で行います。

 

これで事前準備(データ準備)は完了です。
あとはエクセルでグラフを作成します。

 

平均気温、降水量の月別グラフ(雨温図)の作り方

  • 【1】データが入力されているセルを選択
  • 【2】メニュー「挿入」→「おすすめグラフ」をクリック

 

  • 【1】「すべてのグラフ」→「組み合わせ」を選択
  • 【2】平均気温のみ「第2軸」にチェックを入れる

グラフの種類は、降水量が集合縦棒、平均気温が折れ線になっていることを確認します(なっていない場合は変更します)。

 

以上で基本となる雨温図が完成です(下記)。

この雨温図に対してデータの表示やタイトルの設定を行います。

 

雨温図にタイトルを設定する方法


グラフタイトルと表示されていた部分をクリックするとタイトルが文字入力できるようになります。フォントや色も設定することができます。

 

データ(数値)をグラフに表示する方法

  • 【1】グラフを選択
  • 【2】メニューの「デザイン」→「グラフ要素を追加」→「データラベル」から数値を表示する位置を選択

最初にグラフを選んでおかないと、メニューの「デザイン」が表示されません。

 

棒グラフの色や数値の色は変更したい要素(棒の部分や数値の部分)を選んで右クリックから変更できます。

 

以上で完成です。

 

 

気象庁のサイトにあるデータを使えば東京だけでなく日本の各都市の雨温図(月別の降水量、平均気温のグラフ)を作成することができます。

作成例:日本各地の平均気温・降水量の月別グラフ

北海道の平均気温・降水量の月別グラフ

旭川 札幌
旭川の月別平均気温と降水量 札幌の月別平均気温と降水量

太平洋側の平均気温・降水量の月別グラフ

東京 高知
東京の月別平均気温と降水量 高知の月別平均気温と降水量

 

日本海側の平均気温・降水量の月別グラフ

秋田 金沢
秋田の月別平均気温と降水量 金沢の月別平均気温と降水量

 

中央高地・内陸性の気候の平均気温・降水量の月別グラフ

長野 甲府
長野の月別平均気温と降水量 甲府の月別平均気温と降水量

 

瀬戸内の気候の平均気温・降水量の月別グラフ

岡山 高松
岡山の月別平均気温と降水量 高松の月別平均気温と降水量

 

南西諸島の平均気温・降水量の月別グラフ

那覇 宮古島
那覇の月別平均気温と降水量 宮古島の月別平均気温と降水量

このように気象庁のホームページに掲載されているデータを使うことで、日本の各都市の平均気温・降水量の月別グラフを作成することができます。

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