エクセルで計算結果が違うときに最初に確認すべきこと

エクセルで計算結果が違うときに最初に確認すべきこと

計算が正しくない理由

エクセルを使っていて計算が正しく行われないときに最初に確認すべきことは、数字が全角で入力されていないかです。初心者がやってしまいがちなミスなので気をつけましょう。

 

エクセルは全角で数字を入力すると計算できない

 

4月から3月までの数字をクラス別に合計する上のような表があるとします。
上の表では1組と2組は正しく計算されていますが、3組が計算されていません。

 

どうしてでしょうか?

 

原因は3組の数字が全角で入力されているからです。
(1組と2組は半角で入力されています)

 

エクセルでは全角で入力された数字は文字列として扱われます。
文字列は計算できません。

 

このため全角数字で入力された3組は計算できないというわけです。
エクセルで計算させるには、半角で数字を入力する必要があります。

 

一部だけ全角になっているケースに注意!

気をつけなければならないのは、一部だけ数字が全角になっているケースです。

 

 

上の表で間違っている場所があることに気がつきますか?
合計の欄に「それらしい数字」が出ているので見落としがちですが間違っています。

 

3組の11月の数字「11」が全角で入力されています。
このため合計が本来の数字から11だけ少なくなっています。

 

出来ている表の一部の数字だけをあとで書き換える場合などに置きやすいミスです。
エクセルでは数字を入力するときは半角にすることを忘れないようにしてください。

学校でのエクセル活用事例

学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能ピボット機能校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。

第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。


*本書の対象はエクセルを使ったことがある先生向けです。エクセルを使ったことがない方、初心者の方には前著「先生Excel」をオススメします。(前著)初心者向け⇒先生向けエクセル講座「校務Excel」