エクセルでの時間割つくりに必須のテクニック

エクセルでの時間割つくりに必須のテクニック

時間割を教員別からクラス別に並べ替える方法

エクセルで時間割を作成するときの必須テクニック「教員別時間割からクラス別時間割を作成する方法」について解説します。INDEX関数MATCH関数を使うことで、教員別時間割から自動的にクラス別時間割を作成することができます。

【時間割サンプル】

  • 左の教員別時間割から右のクラス別時間割を作成。

 

教員別時間割とクラス別時間割のひな形を作成

まずは教員別時間割とクラス別時間割のひな形を作成します。

  • 教員別時間割は、教員ごとに各時(月曜1時間目から金曜6時間目まで)に、どのクラスを担当するかを入力するもの。
  • クラス別時間割は、クラスごとに各時(月曜1時間目から金曜6時間目まで)に、どの教科かが表示されるもの。

ポイントは、教員別時間割に設定するクラス名とクラス別時間割の中にあるクラス名の表記を同じにしておくことです。

(例)半角で「1A」としたなら、半角で「1A」。全角を使って「1ーA」としたなら、同じく全角で「1ーA」

 

MATCH関数で位置を取得

クラス別時間割にはINDEX関数とMATCH関数を用いて教科を表示しますが、まず最初にMATCH関数を設定します。

 

MATCH(検索値、検索範囲、検索方法)

上記図の例で説明

  • 検索値($K4)…「1A」がどの位置にあるかを検索範囲の中から探す
  • 検索範囲(D$4:D$16)…「D4」セルから「D16」セル(月曜の1時間目が設定されている列)を検索範囲とする
  • 検索方法(0)…「0」は完全に一致する値を検索する

MATCH($K4,D$4:D$16,0)は、「D4」セルから「D16」セルの中で「1A」が何番目にあるかを求めている(答えは「1番目」)

同様のMATCH関数をほかのセルにも設定します。
(例)「1B」の月曜2時間目であれば【=MATCH($K5,E$4:E$16,0)】と設定(答えは「3」)。

 

INDEX関数で教科名を表示

MATCH関数の結果を用いてINDEX関数で教科名を表示します。

 

INDEX(配列、行番号)

上記図の例で説明

  • 配列($C$4:$C$16)…教科名が設定されている列
  • 行番号(MATCH($K4,D$4:D$16,0))…MATCH関数で求めた何番目にそのクラスが設定されているかの値

同様のINDEX関数をほかのセルにも設定します。
(例)「1B」の月曜2時間目であれば【=INDEX($C$4:$C$16,MATCH($K5,E$4:E$16,0))】と設定(答えは「数学」)。

 

MATCH関数、INDEX関数ともにセル範囲に「$」をつけているのは、他のセルにコピーしやすくするためです。

教室掲示用の時間割つくりに役立つテクニック

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