エクセルの計算式を体験できる中学生向けの授業事例を紹介します。
エクセルの起動方法さえ知っていれば、事前の準備や前提となる知識は必要ありません。
誕生日と今日の日付を入力すると、今日が誕生日から何日目かを計算して表示する上記のようなエクセルを作成するのがゴールです。
計算式は何日目かを表示するセル(上の図では黄色くなっているセル)にのみ設定しています。
誕生日と今日の日付のところは入力することができ、入力した日付にあわせて何日目かが計算される仕組みになっています。日付を変更すれば、「何日目」も再計算されます。
エクセルにあるひとつひとつの箱(マス目)はセルと呼ばれます。
このセルに文字を入力して上記のような枠を作成します。
色はつけてもつけなくてもどちらでもOKです。
自分が後でわかりやすいようにしてください。
C2のセルに計算式を設定します。
セルの位置は上部と左側にある灰色の部分にある英数字で指定します。
設定する計算式は「=B2-A2+1」です。
B2は誕生日の日付が入っているセル、A2は今日の日付が入っているセルを指定します。
「B2-A2」で2つの日付の日数差を求めています。
最後に「+1」としているのは誕生日を1日目と数えるためです。
計算式入力後にEnterキーを押すと計算結果が表示されます。
設定した計算式は数式バーで確認できます。
間違えて入力してしまった場合は、ココで修正できます。
数式バーが表示されていない場合は、上部メニューの「表示」から「数式バー」にチェックを入れてください。
中学生向けの授業事例として、この誕生日から何日目になるのかを紹介したのは、中学1年の冬から中学2年にかけて、ちょうど5000日目となる日を迎えるからです。
4月生まれの子は中学1年の12月〜1月にかけて5000日を迎える計算になり、3月生まれの子はその約1年後となります。
今日が生まれてから何日目かなんて普段は意識してないと思いますが、キリのいい5000という数字をきっかけに10000日目は何をしてるか?なんて考えてみると面白いかもしれません。
学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能やピボット機能を校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。
第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。
*本書の対象はエクセルを使ったことがある先生向けです。エクセルを使ったことがない方、初心者の方には前著「先生Excel」をオススメします。(前著)初心者向け⇒先生向けエクセル講座「校務Excel」