エクセルで名簿上にテストの点数を入力し、一定の点数以上(80点以上など)の場所だけ色を変える方法の解説です(下記イメージ)。
これはエクセル関数ではなく、「条件付き書式」というものを利用します。
色を変える対象とするセルをすべて選択した状態にしてから、メニューの「ホーム」→「条件付き書式」をクリックします。
セルの強調表示ルール→指定の値より大きいをクリック。
「次の値より大きいセルを書式設定」に数値をキーボードから入力します。
※設定する数値は「より大きい」なので、80点以上としたい場合は、「79」を設定します。
「OK」をクリックすると、設定が反映されます。
設定する色を変更したい場合は、書式のリストから選択することができます。
「ユーザー設定の書式」を選択すると、自分で色を自由に設定することができます。
設定した書式を解除したい場合は、「条件付き書式」→「ルールのクリア」をクリックします。
この「条件付き書式」のルール(80点以上で色を変えるなど)は同じ範囲に複数の設定をすることができます(80点以上と60点以下など)。
複数のルールを設定方法は、それぞれの設定を別々に行うだけでOKです。
最初に80点以上の設定を行い、その後、60点以下の設定を行うなど。
平均点以上(または以下)で色を変えたい場合は、任意のセルにAVERAGE関数を使って平均点を算出・表示し、数値を入力するところ(上の例だと79と入力したところ)で、そのセル番地を指定すればできます。
エクセルで成績処理を行う際に便利な機能ですので、活用してみてください。
学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能やピボット機能を校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。
第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。
*本書の対象はエクセルを使ったことがある先生向けです。エクセルを使ったことがない方、初心者の方には前著「先生Excel」をオススメします。(前著)初心者向け⇒先生向けエクセル講座「校務Excel」