

複数回のテストの点数に対し、重みをつけて総合点を計算する方法を紹介します。
(例)3回目のテストの点数のみ3倍して総合点を算出。
Aさん…10点(1回目)+10点(2回目)+10点×3(3回目)=50点
エクセルの計算式(四則演算)でテストの点数の重みを考慮することができます。
上のように総合点を計算するセル【F2】には、次の計算式が設定されています。
=C2+D2+E2×3
『E2×3』で【E2】セルの数値を3倍しているということです。
残りは足し算。
あとは「Bさん」以降の行にも、この計算式をコピーするだけです。
上の例だと、重み(×3)が計算式の中に含まれてしまいます。
これを表の中で設定できるようにすることもできます。

それぞれのテストごとに重み(かける数値)を表の中で設定しています。
この数値を使った計算式は次のように設定します。

総合点を計算するセル【F2】には、次の計算式が設定されています。
=C3×C$2+D3×D$2+E3×E$2
C$2とは【C2】セルのことです。
よって、『C3×C$2』はC3セルの数値とC2セルの数値をかけ算です。
かけ算で重みを考慮して、足し算で総合点を計算してることになります。
C$2を単にC2としていない理由は、計算式をコピーするためです。
『C3×C2』として計算式を次の行にコピーすると、
コピーした計算式は、『C4×C3』となってしまいます。
これでは正しく重みが反映されません。
重みのある【C2】セルはコピーしても、そのままでなければなりません。
コピーしても計算式の数値をずらさないようにするのが『$』です。
『C3×C$2』としてコピーすれば、『C4×C$2』となります。
「$」は絶対参照の記号です。詳しくは下記の記事で解説。
⇒ エクセルで関数をコピーするときに気をつけたい相対参照と絶対参照
以上、成績処理で複数回のテストに重みをつけて計算するときに活用してみてください。

学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能やピボット機能を校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。
第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。
*本書の対象はエクセルを使ったことがある先生向けです。エクセルを使ったことがない方、初心者の方には前著「先生Excel」をオススメします。(前著)初心者向け⇒先生向けエクセル講座「校務Excel」