
COUNTIF関数を使用することで、回答数を選択肢ごとに集計することができます。
上記図の例で説明
これで範囲の中から「A」の数を集計して表示することになる。
学年別など条件別に回答数を集計するにはCOUNTIFS関数を使用します。
上記図の例で説明
検索条件1と検索条件2が合致するものの数が集計されます(=学年が「1」で、Q1が「A」の数を集計)。
計算式【=COUNTIFS(データ一覧TBL[学年],"1",データ一覧TBL[Q1],$B211)】をオートフィルで横の列にコピーすると、【=COUNTIFS(データ一覧TBL[Q1],"1",データ一覧TBL[Q2],$B211)】となります。テーブルの列名は絶対参照にすることができないので、「$学年」とすることもできません。
下記の方法でコピー操作をカンタンに行えます。
TRANSPOSE関数を使うと集計結果の行列(タテヨコ)を切り替えることができます。
TRANSPOSE関数は通常の関数とは入力方法が異なります(下記の手順で入力)。
TRANSPOSE関数ではセルの書式(背景色や文字の色など)はコピーされません。関数で値が表示された後で、書式のコピーなどを用いて個別に(手動で)設定します。
学校評価アンケートなど集計作業でエクセルを用いることが多いかと思いますが、基本的にはここで掲載した関数を知っておけば集計作業が行えます。
アンケート結果をグラフにする場合でも先に集計作業をしておくことが必要です。
参考にしてみて下さい。
学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能やピボット機能を校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。
第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。
*本書の対象はエクセルを使ったことがある先生向けです。エクセルを使ったことがない方、初心者の方には前著「先生Excel」をオススメします。(前著)初心者向け⇒先生向けエクセル講座「校務Excel」