
エクセルでF2キーは参照モードから編集モードに切り替えるときに使えます。
参照モードのときにF2キーを押すと、編集モードになりセル値の編集ができるようになります。
【F2キーを押したことで編集モードとなり、セルに値の入力ができるようになる】
一部のノートパソコンやキーボードでは、F2キーが音量調整や画面の明るさ変更などの用途で設定されていることがあります。こうしたときは、F2キーを押してもエクセルの機能が働きません。
上記の原因であれば、Fn(ファンクション)キーを押しながら、F2キーをクリックすることでエクセルに割り当てられている機能が有効となります。
Fn+ESCでノートパソコンやキーボードに割り当てられている機能を解除して、F2キーだけでエクセルの機能を有効にすることが出来る場合もあります。
ほかの原因としては、エクセルの設定でセルを直接編集するが無効になっている場合もあります。
エクセルの設定「オプション」から「詳細設定」を選び、「編集オプション」の中にある「セルを直接編集する」にチェックを入れると、F2キーで編集できるようになります。
ここのチェックが外れている場合はセル値の編集は数式バー内で行います。
エクセルでのF4キーには次の2つの役割があります。
「前の操作をくり返す」というのは書式設定で設定した内容(セルの背景の色など)を他のセルにも適用したいときに便利です。F2キーを押せば、同じ設定が適用されます。
「セル値の絶対参照→相対参照の切り替え」は、計算式を入力するときの機能です。
例えば【=SUM(A1:A3)】となっているところで、【A1:A3】を選択状態にしてF4キーを押すと、
【A1:A3】→【$A$1:$A$3】→【A$1:A$3】→【$A1:$A3】→【A1:A3】→(以下くりかえし)と変化します。
$がついているのが絶対参照で、この値は他のセルにコピーしても変化しません。
反対に$なしは相対参照で、A4セルに設定されている【=SUM(A1:A3)】をB4セルにコピーして貼り付けると、自動的に【=SUM(B1:B3)】と「A」が「B」に変わります。
一部のノートパソコンやキーボードでは、F2キーの場合と同じようにF4キーにも別の役割が設定されているため、F4キーを押してもエクセルの機能が働きません。
「F4」キーでなく「Ctrl」+「Y」キーをクリックすることでも直前の操作をくりかえすことができます。くりかえし目的で「F4」キーが効かないときは、「Ctrl」+「Y」で代用できます。
Fn+ESCでノートパソコンやキーボードに割り当てられている機能を解除して、F4キーのエクセルの機能を有効にすることが出来る場合もあります。
相対参照→絶対参照の切替でF4キーを使いたいのに使えない場合は、「$」を数式バーなどに直接入力してしまうのが手っ取り早い代替策です。
「$」は半角文字で入力します。
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