エクセルでデータ入力を行うときに、下記のようにリスト形式で、すでに入力されているものの中から選ぶ方法を解説します。これ覚えておくと便利です。
プルダウンリストが表示され、選択できる
エクセルにちょっと詳しい人なら、データの入力規則でリストを選んで…と考えるかもしれませんが、そんな面倒な方法ではありません。あるボタンを押すだけです。
入力するセルのところで、ALTキーを押しながら、下向き矢印キー「↓」を押すと、リストの中から選べるようになります。
リストの中には上に入力されている文字列が自動的に表示されます。
(重複したものが表示されることはありません。)
リストにない場合は、通常通り手入力すれば値がセットされます。
で、次の行のときには、その値もリストに表示されます。
便利ですよね。
エクセルに詳しくても、意外と知らないワザなので活用してみてください。
リストから選択して入力するようにすることで、データの表記ブレ防止にもなります。
例えば、「北口1班」と「北口1班」。
同じに見えますが、全角の「1」と半角の「1」が違います。
見た目でけでは気づきにくいですよね。
また、入力していると間違えていても気づかないものです。
すると、ややこしいことに。
こうしたデータが混在していると、集計や計算が正しく行えません。
例えば、「北口1班」をすべて集計したはずなのに、対象となったのは全角の「北口1班」だけで、半角の「北口1班」が抜けていたといったケースです。
そうしたことを避けるためにもリスト形式で入力するのが効果的です。
すでに入力された「北口1班」が候補に出てくるので、それを選ぶだけだからです。
データ入力時には、ALTキー+「↓」を活用してみてください。
学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能やピボット機能を校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。
第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。
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