![エクセルで両面印刷できない原因と裏ワザ的対処法](../img/header.jpg)
エクセルで両面印刷をするにはプリンタ自体が両面印刷に対応している必要があります。ワードなど他のソフトでも両面印刷できないプリンタであればエクセルでも両面印刷できません。
両面印刷に対応しているプリンタであれば、印刷時に(エクセルの印刷ボタンから)プリンタのプロパティで印刷方法(両面か片面か)を設定することが出来るようになっています。
シートを複数選択しておいて、この設定を両面印刷にすれば、基本的に複数シートの両面印刷を行うことができます。
両面印刷の設定がオンになっていて、複数シートを選択しているのに両面印刷できない場合は、シート間で用紙サイズやレイアウト(上下の余白)が異なっている可能性があります。
エクセルで複数シートを両面印刷する場合は、シート間での用紙サイズやレイアウトを一致させる必要があります。
まれにエクセルの動作が不安定になっているために両面印刷できないケースがあります。
対象のエクセルファイルを一度閉じてから開き直す。または、パソコン自体を再起動することで両面印刷できるようになる場合もあるので、試してみて下さい。
エクセルで複数シートが両面印刷できないときの裏ワザとしてオススメなのがPDFに変換してしまってから、PDFを両面印刷するという方法です。
対象のエクセルファイルを「名前を付けて保存」で「ファイルの種類」で「PDF(*.pdf)」を選択して保存するとPDF形式で保存できます。
この方法で保存されたPDFをプリンタの機能で両面印刷するというやり方です。この方法であれば、シート間で用紙サイズやレイアウトがちがっていても両面印刷することができます。
「一度、PDFに保存して」といっても、それほど手間のかかる作業ではありません。
あれこれエクセルで何とかしようとするよりも効率的で確実な方法です。
もうひとつの裏ワザは片面印刷を2回行って、両面印刷したようにする方法です。
片面印刷した用紙をプリンタに裏向きに(白紙のほうが印刷面になるように)セットして、もう片方を印刷するというやり方です。シンプルですがコレも確実な方法。
プリンタにセットするときに表裏と上下を間違えないようにセットするのがポイント。
最初の1枚をセットして確認してから、残りも印刷することをオススメします。
学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能やピボット機能を校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。
第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。
*本書の対象はエクセルを使ったことがある先生向けです。エクセルを使ったことがない方、初心者の方には前著「先生Excel」をオススメします。(前著)初心者向け⇒先生向けエクセル講座「校務Excel」