
成績処理でvlookup関数を使用するときのポイントを3つ紹介します。
紹介するのは次のような成績処理です。
いずれもVlookup関数を使用して表示、算出することができます。
点数に応じて5段階評価をつけるときに平均点を算出していますが、総合点、合計点のようなものを算出して評価を算出する場合も、ココに紹介した方法で可能です。
vlookup関数を使うにはキーとなるデータが必要です。キーは他のデータと重複がないものを指定することが必要で、名前にしてしまうと同姓同名がいた場合に正しく表示されません。
組と番号のデータを使って、下記のようにID列をつくることができます。
ID=組の列の値×100+番号の列の値
組が「A」「B」のように数値でない場合は、SWITCH関数を使うことで変換することができます。
【SWITCH関数】
ID列はvlookup関数用に使用するものですので、表示させたくない(印刷時に出てほしくない)場合は列ごと非表示にしておくことができます。
各シートにID列が準備出来れば、まとめてひとつのシートに表示することができるようになります。
【VLOOKUP関数】
VLOOKUP関数の引数(検索値、範囲など)を入力するには、「=vlookup(」とセルに入力した後で、指定したいセルをクリックすると自動的に「D2」のようにセル値が入力されます。範囲で別シートのセルを指定する場合にも、この方法で入力できます。ただし「,」は手入力する必要があります。
総合得点、平均点などから●●点以上なら「5」のようにVLOOKUP関数で算出することができます。
【VLOOKUP関数】
VLOOKUP関数に指定する検索方法を近似一致(TRUE)とすることで●●点以上なら「5」のように評定を算出することができます。ただし、範囲で指定する領域は昇順(小さい値→大きい値)に作成しておく必要があります。