学校の先生のためのエクセル使い方教室

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「 エクセル成績処理 」の検索結果
  • 数値を合計するエクセルSUM関数の使い方
    成績処理など数値を合計するときに便利エクセルで数値を合計するときに便利なSUM関数の使い方を紹介します。SUM関数(サムカンスウ)はタテ、ヨコの数値を合計するときに使用すると便利です。上の表では色(オレンジ)のついているセルにSUM関数が設定されています。SUM関数の使い方上の表のような場合、SUM関数を設定したいセルを選択してから、『オートSUM』ボタンを押すと、自動的にSUM関数が設定されます。SUM関数を設定したいセルを選択オートSUMボタンをクリックオートSUMボタンは下記(ア)(イ)のどちらで押してもOK。(ア)メニュー「ホーム」→「オートSUM」(イ)メニュー「数式」→「オートSUM」自動的にSUM関数が設定されます【SUM関数】=SUM(範囲)「範囲」で指定されたセルに設定されている値を合計するオートSUMボタンで範囲が正しく認識されない場合などは、範囲を直接入力して変更することもできます。ひとつのセルに設定したら関数式をコピー関数や計算式はひとつのセルに設定したら、コピーしてしまうのが効率的です。設定したセルの右下にカーソルを合わせ、「+」になったらドラッグ。これで設定されている式をコピーすることができます。範囲を確認するには、数式→参照元のトレースSUM関数に設定されている範囲を矢印で確認することができます。SUM関数が設定されているセルを選択して、メニューの「数式」→「参照元のトレース」をクリック。これで下記のように対象としている範囲が矢印で表示されます。
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  • 条件に合致するセルを数えるエクセルCOUNTIF関数の使い方
    アンケート集計、成績処理に使えるCOUNTIF関数各種アンケート集計や成績処理を行うときに便利なエクセルCOUNTIF関数を紹介します。COUNTIF関数とは、特定の値が設定されているセルの数を数えるもの。例えば、下記のようなアンケート集計で設問ごとに選択肢「A,B,C,D,E」が入力されている数を求めることができます。色のついているセルにCOUNTIF関数が設定されています。アンケート集計を例にしていますが、成績評価のA,B,Cでも同じことです。COUNTIF関数の使い方COUNTIF関数は、対象とする範囲と条件を次のように指定して使用します。【SUMIF関数】=COUNTIF(範囲,条件)「範囲」の中で「条件」に合う値が設定されているセルの数を計算する上の表の例で見てみると、次のようになります。赤い枠内がB22セル(Q1でAと入力されている数)に設定されたCOUNTIF関数です。B$2:B$21 → 範囲"A" → 条件B2セルからB21セルまでの中で、「A」と設定されている数を計算せよという意味になります。「$」がついているのは、この式を下の「B」にコピーしやすくするため。B22セルを「$」なしで【=COUNTIF(B2:B21,"A")】にしてひとつ下のB23セルにコピーすると【=COUNTIF(B3:B22,"A")】となっていします。B2からB21までの部分が、B3からB22までに変わってしまいます。これでは正しく計算できません。B22セルを「$」ありで【=COUNTIF(B$2:B$21,"A")】としてひとつ下のB23セルにコピーすると【=COUNTIF(B$2:B$21,"A")】となります。これなら"A"を"B"に変更するだけでOKです。「特定の数値以上」を条件にすることも可能COUNTIF関数の「条件」は、特定の数値以上とすることもできます。80以上であれば、">=80"と設定します。エクセルで成績処理を行うときなどに便利なので参考にしてみてください。COUNIIF関数での条件の設定方法●以上   ">=●"●以下   "●より大きい">●"●より小さい"●と等しい "=●"または"●"※記号は半角で入力します!全角だと正しく動作しません。
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  • 最高点、最低点を表示するエクセルMAX,MIN関数の使い方
    成績処理で使えるMAX,MIN関数指定された範囲の中での最高点、最低点を表示するMAX関数、MIN関数の使い方を解説。テストの点数など成績処理をするときに便利な関数です。色のついているセルにMAX関数、MIN関数が設定されています。上の表はタテ、ヨコそれぞれで最高点、最低点を表示するようになっています。MAX関数の使い方指定された範囲の中から最高値を表示するのがMAX関数です。【MAX関数】=MAX(範囲)「範囲」の中から最も高い値を表示する上の表の例で見てみると、次のようになります。赤い枠内がH2セルに設定されたMAX関数です。C2:G2 → 範囲C2セルからG2セルまでの中で、最も高い値を表示せよという意味になります。C2…65D2…63E2…47F2…84G2…85なので、85が表示されているというわけです。MIN関数の使い方指定された範囲の中から最低値を表示するのがMIN関数。MAX関数の「MAX」が「MIN」に変わっただけです。【MIN関数】=MIN(範囲)「範囲」の中から最も低い値を表示する上の表の例で見てみると、次のようになります。C2セルからG2セルまでの中で、最も低い値を表示せよという意味になります。MIN関数は指定された範囲の中に空白のセルがある場合は、空白は無視します。値が設定されているセルの中で、最も低い値を表示します。上の例では、範囲が「C4:G4」となっていますが、C4とD4は空白のセルです。このため、E4からG4の中で最も低い値の「52」が表示されます。空白を「0(ゼロ)」扱いとはしません。
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  • 平均点を計算するエクセルAVERAGE関数の使い方
    平均点の計算はAVERAGE関数でエクセルで平均点を計算するAVERAGE関数の使い方の解説です。AVERAGE関数を使わずに計算式だけで平均を算出することもできますが、AVERAGE関数を使ったほうが便利です。その理由も含めて説明します。色のついているセルにAVERAGE関数が設定されています。上の例ではタテ、ヨコそれぞれで平均点を計算しています。AVERAGE関数の使い方指定された数値の平均値を計算するのがAVERAGE関数です。【AVERAGE関数】=AVERAGE(対象とする数値)「対象とする数値」の平均を計算する上の表の例で見てみると、次のようになります。赤い枠内がH2セルに設定されたAVERAGE関数です。C2:G2 → 対象とする数値C2セルからG2セルまでの数値の平均を計算せよ意味になります。C2…65D2…63E2…47F2…84G2…85の平均が計算されて表示されています。AVERAGE関数を使用するメリット上の例なら、【=(C2+D2+E2+F2+G2)/5】と計算式を設定しても答えは同じです。なぜ、AVERAGE関数を使うのでしょうか?それは、空白のセルを考慮してのものです。H2セルに設定したAVERAGE関数を下にコピーしていくと、H4セルは【=AVERAGE(C4:G4)】となります。AVERAGE関数は「対象とする数値」で指定したセルが空白の場合は、0(ゼロ)扱いではなく無視され、計算対象外となります。H4セルはE4,F4,G4の平均が計算されます。E4…91F4…52G4…86の平均が計算されて表示されています。これが計算式の場合だと、やっかいです。計算式は空白があると、割る数字を変えなければならないH2セルに設定した【=(C2+D2+E2+F2+G2)/5】をH4セルにコピーすると、【=(C4+D4+E4+F4+G4)/5】です。セルは「C2→C4」のように変わりますが、「/5」(5で割る計算)はそのままです。このためE4からG4までを足して5で割ってしまうのです(C4,D4は0扱い)。これでは平均が正しく計算できません。AVERAGE関数を使っておけば、こうした間違いが発生しません。欠席の場合はテストの点数を未入力とするのが一般的だと思います。AVERAGE関数なら、そうしたケースでも平均点が計算できるというのがメリットです。
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  • 成績順位を求めるエクセルRANK関数の使い方
    順位を求めるRANK関数の使い方エクセルで全体の中で何番目かなどの順位を求めるRANK関数の使い方の解説です。成績処理時に成績順を表示させる場合などに便利です。上の表では色のついている順位の列でRANK関数を使用しています。平均の列には、AVERAGE関数が設定されています。平均を求める方法はコチラの記事 ⇒ 平均値を計算するAVERAGE関数の使い方RANK関数の使い方順位を求めるRANK関数は2種類あります。『RANK.AVG関数』と『RANK.EQ関数』です。2つの違いは同順位の扱いです。A…100B…90C…90D…80E…70BとCがどちらも90で同じです。このときB(またはC)の順位を何位とするかが『RANK.AVG関数』と『RANK.EQ関数』で違います。B(まははC)の順位RANK.EQ関数 → 2(位)RANK.AVG関数 → 2.5(位)RANK.EQ関数は最上位の順位を表示し、RANK.AVG関数は平均の順位(2位と3位の平均なので2.5)を表示するというわけです。なお、どちらを使用してもDは4位です。RANK.EQ関数のほうが、一般的に使われることが多いのではないでしょうか。そこで、ここではRANK.EQ関数の使い方を説明します。【RANK.EQ関数】=RANK.EQ(順位を求める値,順位を求める範囲)「順位を求める範囲」の中で「順位を求める値」が何番目かを表示上の表の例で見てみると、次のようになります。赤い枠内がI2セルに設定されたRANK.EQ関数です。H2 → 順位を求める値H$2:H$23 → 順位を求める範囲H2セルの数値が、H2セルからH23セルまでの数値で何番目かを計算しています。『H$2:H$23』にだけ『$』マークをつけているのは、下の列にコピーするため。このカタチでコピーすれば、ひとつ下の【I3】セルは【=RANK.EQ(H3,H$2:H$23)】となり、「順位を求める値」だけがH2からH3に変更されます。RANK.AVG関数も同じRANK.AVG関数もカッコの中に指定する数値の意味合いは同じです。【RANK.AVG関数】=RANK.AVG(順位を求める値,順位を求める範囲)「順位を求める範囲」の中で「順位を求める値」が何番目かを表示成績処理時で評価をつけるときなどに活用することができます。
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  • エクセルの再計算に関するトラブル回避策(自動、手動の切り替え)
    エクセルの再計算方式には「自動」と「手動」があるエクセルは数式やデータを更新したときに正しい結果が表示されないことがあります。これは再計算が自動的に行われていないことが原因です。本記事では、エクセルで再計算を実行するための方法や、その際の注意点を解説します。再計算の基本操作エクセルに設定した計算式は、計算を行うタイミングが「自動」と「手動」にわかれます。自動…数値が変更されるたびに再計算される手動…「再計算実行」としたタイミングで再計算されるこの2つの方式を切り替えることで再計算が遅いときやフリーズしてしまうトラブルを回避することができます。例えば、次のように【セル】に値が設定されていたとします。【A1セル】…「10」【A2セル】…「20」【A3セル】…「=A1+A2」この場合、【A3セル】には、10+20の答えとなる30が表示されます。ここで、【A1セル】の値を「10」から「30」に変更します。すると、自動的に【A3セル】も再計算され「50」と表示されます。ショートカット「F9」キー「Shift + F9」キーで再計算「F9」キーをクリックすると全シートを再計算され、「Shift + F9」キーをクリックすると現在開いているシートのみが再計算されます。これ、便利なのですが、場合によってはデメリットもあります。それは、その都度、再計算していると時間がかかるということ。上のような簡単な式なら一瞬で終わりますが、複雑な式がたくさん設定されているようなエクセルファイルだと、一ヶ所変更するたびに再計算され、時間がかかります。そうした場合は、この再計算するタイミングを自動から手動に切り替えることができます。手動にすると、『再計算実行』ボタンが押された場合だけ、計算されるようになります。計算に時間がかかるときは手動に切り替えるメニュー「ファイル」→「オプション」を選択「数式」→「ブックの計算」で自動/手動を選択自動…値が変わるたびに再計算されるデータテーブル以外自動…データテーブル以外は値が変わるたびに再計算される手動…再計算実行ボタン(またはF9)が押されたときに再計算される『データテーブル以外自動』の意味がわからなくても、自動と手動の切り替えだけで通常の校務作業では問題ありません。手動で再計算するには「再計算実行」か「F9」上記の設定を「手動」にした場合は、再計算するには「再計算実行」ボタンか「F9」ボタンをクリックします。クリックしたタイミングで再計算が実行されます。再計算実行ボタンは、メニュー「数式」の中にあります。再計算を止めるには再計算の設定が「自動」になっていて、エクセルが固まってしまったようになるときは、再計算中でもショートカットキーで、【ALT】+【M】→【X】→【M】の順に押せば、手動に切り替えることができます。上記のショートカットキーが反応しないときは【ESC】キーで処理を止めることもできます。計算方式が”勝手に”自動から手動に切り替わってる!?エクセルの計算方式はデフォルト(初期設定)では「自動」になっているのですが、これが”知らないあいだに”「手動」に切り替わっていた。という話を聞くことがありますが、これはショートカットキーによるものです。再計算を自動に設定…Alt + M + X + A再計算を主導に設定…Alt + M + X + Mなんらかの操作をしているときに、自分でも知らないあいだに(タイプミスなどで)、このショートカットキーをクリックしてしまった…ことで自動→手動への切替が行われたことによるものです。再計算させたのに計算結果がオカシイときに確認すべき項目再計算させたのに計算結果が間違っている(正しくない)という場合は、計算式が間違っている可能性があります。まずは、計算式を確認してみて下さい。計算式も間違っていないというときは、計算対象とする数値が全角で入力されていないかをチェックしてください。エクセルの計算式は半角数値を計算対象としています。全角で入力された場合、文字列とみなされ数値として計算対象になりません。くわしくは下記の記事で解説しています。エクセルで計算結果が違うときに最初に確認すべきことエクセルを使っていて計算が正しく行われないときに最初に確認すべきことは、数字が全角で入力されていないかです。初心者がやってしまいがちなミスなので気をつけましょう。
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  • エクセルでの成績5段階評価方法(IFS関数が使えないときの代用策)
    IFS関数が使えないときにできる5段階評価方法エクセルで点数に応じてAからEのように5段階評価をつける成績処理を行うときにはIFS関数を使うのが一般的ですが、エクセルのバージョンによってはIFS関数が使えないことがります。そんなときは、むりやりIF文を何重にも重ねて書いてしまいがちですが、もっとスマートなやり方があるので紹介します。IFS関数が使えるエクセルのバージョンIFS関数が使えるエクセルのバージョンは「Excel2019」以降です。Excel2016の場合は、サブスクリプションタイプのOffice365からのインストールの場合のみIFS関数を使うことができます。ちなみに、IFS関数が使えないエクセルでムリヤリIFS関数を使うと「#NAME?」と表記されるエラーになります。成績5段階評価のIF文重ね書き【やりたいこと】点数によりAからEまでの5段階評価を設定する。評価A90点以上評価B80点以上90点未満評価C60点以上80点未満評価D40点以上60点未満評価E40点未満IFS関数が使えずIF文でムリヤリ書くとこうなる…。【ムリヤリIF文】=IF(B2【ムリヤリIF文解析】B2の値が40未満ならEとし、そうでなければ、B2の値が60未満ならDとし、そうでなければ、B2の値が80未満ならCとし、そうでなければ、B2の値が90未満ならBとし、そうでなければ、Aとするできないことはありませんが、ゴチャゴチャしすぎて書きにくいですし、ひとつでもカッコの数がちがうとエラーになってしまいます。また、5段階から何とかなっても10段階だとキツいですよね。そこで、別の方法を紹介します。vlookup関数を使った5段階評価(IFS関数代用策)エクセルではvlookup関数を使えば、上に例示したような5段階評価を設定することができます。【評価基準を設定(上の図の赤い点線内)】点数に応じて設定する評価A〜評価Eの基準を上の図のようにシート内に設定します。点数(数値)を左側、評価を右側にする点数(数値)は小さい順に並べる設定する点数(数値)は「以上」です。上の例では「90点以上」で「A」、「80点以上」で「B」となります。こうした評価基準を作成してからvlookup関数を設定します。【 vlookup関数 】=vlookup(検索値,範囲,列番号,検索方法)【検索値】…判定基準とする点数【範 囲】…作成した評価基準テーブル【列番号】…評価基準テーブルで表示する評価が設定されている列【検索方法】…近似一致とするためTRUE【 設定例 】=vlookup(B2,$E$2:$F$6,2,TRUE)範囲を「$E$2:$F$6」と「$」つきで絶対参照にしているのはコピーしやすくするため。vlookup関数で近似一致を使用するポイントはvlookup関数で近似一致を使用することです。検索値に該当するものを表示するとき(例:そのIDに該当する名前を表示するとき)は完全一致を用いますが、点数をもとに5段階で評価する場合は近似一致を使います。注意点は参照する範囲(評価基準テーブル)を数値の小さい順につくっておくことです。大きい順につくると下記のようにエラーとなるので気をつけてください。ここでは5段階の評価で説明しましたが、10段階の評価にわける場合でも、「vlookup関数で近似一致を使用する」方法が使えます。IFS関数が使えない場合は、ムリヤリIF文ではなく、コチラを使うことをオススメします。vlookup関数の検索方法vlookup()内のカンマで区切った4番目に検索方法を指定TRUE…近似一致FALSE…完全一致vlookup関数の完全一致(FALSE)での5段階評価はエラーになるくりかえしになりますが上記の方法で5段階評価をつけるときに使用するvlookup関数は近似一致のTRUEを使うことがポイントです。FALSEを指定すると下図のようなエラーとなります。完全一致(FALSE)とは値(数字)がピッタリ同じことを意味するので参照する範囲に該当の数字がある場合(上の図なら「40」と「60」)はエラーとならずに値が表示されますが、該当の数字がない場合(上の図では「92」「59」など)はエラーとなります。
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  • エクセルでの成績入力でミスを防止するテクニック3選
    半角数字、全角数字が識別しやすいフォントを使うテストの点数の平均点や合計を関数を使って計算するときには対象となる値が数値(半角数字)で入力されている必要があります。これが全角数字(文字列)だと計算結果が正しく表示されません。【例】関数は正しく入力されているが、全角数字(文字列)が含まれている。→「80」が全角数字のため計算結果が正しく表示されない。上の表ではB2セルの「80」は半角数字ですが、B3セルの「80」は全角数字です。フォントによって半角数字と全角数字の見分けがつかないものがあります。同じようなフォントでも「UD デジタル 教科書体 NK-B」は半角数字と全角数字の識別がしにくく、「UD デジタル 教科書体 N-B」は識別しやすいという違いがあります。成績入力では半角数値で入力するのが大原則となりますが、何かの間違いで全角数字で入力してしまうことがあるかもしれません。そうすると平均点など計算式の結果が間違ったものになります。このようなことを避けるために成績入力で使用するフォントは半角数字と全角数字が識別しやすいフォントを使うことが必須です。実際にフォントを変えて入力してみれば、どのフォントが識別しやすいか判別できます。対象のカウントには「〇」でなく「◎」を使う提出物などの回数を数えるのに「〇」をつけて計算するときにも注意が必要です。「〇」には漢数字の「〇」と記号の「〇」があり、これが混在してしまうと計算が正しく行われません。【例】関数は正しく入力されているが、「〇」の数が正しく表示されない。→漢数字の「〇」と記号の「〇」の混在が原因漢数字の「〇」と記号の「〇」はフォントでは識別しにくくなっています。下図では赤枠で囲ったところだけが周りとはちがうのですが、一目で識別するのは困難です。他のフォントでも、ほとんど見分けがつきません。回避策としては「〇(白丸)」ではなく「◎(二重丸)」をつかうことをオススメします。「◎(二重丸)」であれば、こうしたブレは生じません。エクセル入力値を読み上げて確認エクセルにはセルに入力されている値(数値、文字)を自動的に音声で読み上げる「セルの読み上げ」機能というものがあります。これを使うことでエクセルで成績処理を行ったときに、そもそもエクセルに入力した値が正しいのかを確認することができます(紙で採点した点数をエクセルに入力したときなど)。カンタンな設定て使えるので、その使い方を紹介します。セルの読み上げ機能で出来ること先に「読み上げ機能」でどんなことができるかを説明します。この状態のエクセルで「セルの読み上げ機能」を使うと、『アキヤマ、シー、エー、シー、イケダ、ビー、エー、ビー、イシダ…』というように入力されている文字を順番に読み上げて音声で出力します。いかにもコンピューターの音声という感じですが、十分に聞き取れます。ここの例では、セルを横に(左から右に)読み上げて下の段に移るように説明していますが、設定によりセルを縦に(上から下に)読み上げてから右の列に移るようにすることもできます。セルの読み上げ機能の使い方「セルの読み上げ機能」はボタンをクリックするだけで使えるのですが、初期状態では「セルの読み上げ機能」のボタンが表示されていません。まずは、このボタンを表示させます。クイックアクセスツールバーにボタンを追加する画面上部にある「クイックアクセスツールバーのユーザー設定」から「その他のコマンド」を選択。コマンドの選択で「すべてのコマンド」を選ぶ表示された画面にあるコマンドの選択のヨコの▼から「すべてのコマンド」を選択。「セルの読み上げ」を「追加」「セルの読み上げ」を選択してから「追加」ボタンをクリック。コマンドの選択で「すべてのコマンド」を選んでおかないと「セルの読み上げ」は表示されません。「読み上げの停止」なども「追加」「セルの読み上げ」と同様に「読み上げの停止」「列ごと(セルを1列ずつ読み上げ)」「行ごと(セルを1行ずつ読み上げ)」を追加する。追加したら画面右下にある「OK」をクリックします。列ごと(セルを1列ずつ読み上げ)が見つからない…「列ごと(セルを1列ずつ読み上げ)」などは「セルを1列ずつ表示」のようにエクセルのバージョンによって名称が微妙に異なります。以上で「セルの読み上げ機能」関連のボタンがクイックアクセスツールバーに追加されます。セルの読み上げ機能を使うにはボタンをクリックするだけクイックアクセスツールバーにボタンが追加されれば、あとはクリックするだけです。最初に読み上げる方向(左から右に読み上げて下に移るor上方下に読み上げて右に移る)を指定。クリックしたボタンは色が反転して、設定が有効になっていることがわかります。読み上げる最初のセルが選択されている状態にして「セルの読み上げ」ボタンをクリックすると、音声読み上げが始まります。読み上げを終了させるには、「読み上げの停止」ボタンをクリックします。読み上げる範囲はテーブルになっている範囲(つながっている範囲)です。これまで紙のデータをエクセルで入力するときに入力ミスがないかを確認するために2人で読みあわせを行う…という作業を行っていたなら、この機能を使うことで、ひとりで確認作業を行えます。成績入力時だけでなく、体育での測定記録や健康診断、歯科検診など「紙→エクセルでデータ化」の際に使える機能ですので、ぜひ活用してみて下さい。
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  • エクセルでつくる成績グラフ5選(レーダーチャートからヒストグラムまで)
    成績処理で便利なエクセルグラフを紹介成績処理関係で使えるエクセルのグラフを5つ紹介します。つくり方も解説しているので参考にしてみて下さい。レーダーチャート(教科のバランスチェック)教科毎の得点をプロットし、得意不得意を見つけるためのグラフです。図のように中間テストと期末テストの点数を比較することもできますし、平均点と個人の点数を比較することもできます。レーダーチャートのつくり方グラフにするデータ範囲(教科名などのタイトル部分も含む)を選択してから、メニューの「挿入」→「おすすめグラフ」をクリックし、表示された設定画面で「すべてのグラフ」→「レーダー」を選択。集合横棒(前回との成績比較)教科ごとに点数を棒グラフ化し、前回との成績を比較したりするときに使えるグラフです。中間テストと期末テストの点数の比較だけでなく、平均点と個人の点数の比較をすることもできます。集合横棒グラフのつくり方グラフにするデータ範囲(教科名などのタイトル部分も含む)を選択してから、メニューの「挿入」→「おすすめグラフ」をクリックし、表示された設定画面で「すべてのグラフ」→「横棒」→「集合横棒」を選択。マーカー付き折れ線+集合縦棒教科ごとの点数を折れ線グラフにし、全教科合計の点数を棒グラフにした組合せグラフです。複数回のテストの成績の結果を比較することができます。マーカー付き折れ線+集合縦棒グラフのつくり方グラフにするデータ範囲(教科名などのタイトル部分も含む)を選択し、メニューの「挿入」→「おすすめグラフ」をクリック。表示された設定画面で「すべてのグラフ」→「組み合わせ」を選択。表示されたグラフを選択し、メニューの「グラフのデザイン」→「行/列の切り替え」をクリック。グラフを選択した状態でないと、メニューに「グラフのデザイン」が表示されません。表示されたグラフを選択し、メニューの「グラフのデザイン」→「グラフの種類の変更」をクリック。グラフの種類を設定(各教科はマーカー付き折れ線、合計は集合縦棒)し、合計のみ「第2軸」にチェックを入れる。ウォーターフォール(教科ごとの得意・不得意を確認)中間と期末など2回分の成績を教科ごとに比較して、点数が上がったか、下がったかを教科ごとに可視化するグラフ。トータル(合計点数)の差も最後に表示できる。ウォーターフォールグラフのつくり方グラフにするデータ範囲(教科名などのタイトル部分も含む)を選択し、メニューの「挿入」→「おすすめグラフ」。表示された設定画面で「すべてのグラフ」→「ウォーターフォール」を選択。合計とする部分をクリックして選択状態にしてから、右クリック→「合計として設定」を選択。ヒストグラム(クラスの傾向を確認)ここまでは個人の成績を確認するためのグラフでしたが、クラスや学年など集団としての成績の傾向を分析するために使えるのがヒストグラムです。成績用ヒストグラムのつくり方グラフにするデータ範囲(系列名とする部分も含む)を選択し、メニューの「挿入」→「おすすめグラフ」。表示された設定画面で「すべてのグラフ」→「縦棒」を選択。グラフの種類の中には「ヒストグラム」がありますが、「ヒストグラム」は設定がややこしいので、「縦棒」グラフを選んで、下記の設定をすることをオススメします。表示されたグラフの棒グラフ部分をクリックして選択状態にして、棒グラフのところで右クリック。「データ系列の書式設定」が表示されるので、「系列の重なり」「要素の間隔」を「0%」にする。あとはデータラベルやフォントの種類・サイズなどを設定すれば完成です。
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  • エクセルで評価マーク(星印)を5段階でつける方法
    数値に応じて星印を自動で設定する評価として数値を5段階(1〜5)で入力すると、それに応じた星マークが表示される仕組みのつくりかたを解説します(上図のようなもの)。星マークの表示方法は「数値をそのまま表示する」ものと、「5つ星は固定で、数値に応じて塗りつぶす」ものの両方について説明します。REPT関数で星の数を表示まずは、星マークで「数値をそのまま表示する」方法のやり方から。REPT関数を設定するだけで実現できます。REPT関数(くりかえす文字,くり返す回数)「くり返す文字」に設定されたものを「くり返す回数」だけ、くり返して表示します。上の図の例で「=REPT("★",B2)」は、★をB2セルに設定された数値だけくり返すことになります。B2セルには「5」が設定されているので、★が5つ表示されます。REPT関数で★と☆を表示「5つ星は固定で、数値に応じて塗りつぶす」方法のやり方です。こちらもREPT関数を使います。【=REPT("★",B2)&REPT("☆",5-B2)】&は2つの文字をつなぐ記号なので【REPT("★",B2)】と【REPT("☆",5-B2)】を結合【REPT("★",B2)】は、最初の例と同じ意味(B2のセル値だけ★を表示)【REPT("☆",5-B2)】は、☆を表示する回数を5回−B2のセル値としているB2セルに「3」が設定されれば…【REPT("★",B2)】で★★★となり、【REPT("☆",5-B2)】は(5-B2が2なので)☆☆となり、この2つを結合して★★★☆☆とひょうじされます。いずれもREPT関数だけで設定できるので、成績処理時などに活用してみて下さい。
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  • エクセル成績比較チェック表のつくりかた
    成績を比較して変わった評価(セル)の色を変えるエクセルで成績比較チェック表をつくる方法の紹介です。1学期と2学期など2つの評価を比較して、変わったところの評価(セル)の色が自動的に変わるチェックリストです。【見本】比較元となるデータをあらかじめ入力しておく(上の例だと1学期の成績)比較したいデータ(上の例だと2学期の成績)を入力すると、値の変わり具合によりセルの色が変わる成績比較チェック表のつくり方成績を入力する枠を作成条件付き書式を設定チェックするほうのセル(色をつけるほうのセル)に条件付き書式を設定します。条件付き書式を設定するセルを範囲選択メニューから「条件付き書式」→「新しいルール」「数式を使用して、書式設定するセルを決定」数式を入力(*1)書式(塗りつぶしの色など)を指定(*1)入力する書式は2段階以上ダウンの場合…「=〇〇>●●+1」1段階ダウンの場合…「=〇〇>●●」アップの場合…「=〇〇〇〇は比較対象とするセル範囲の左上(上の例なら1学期のセル)●●は数式を設定するセル範囲の左上(上の例なら2学期のセル)条件付き書式で、2段階以上ダウンの設定、1段階ダウンの設定、アップの設定をそれぞれ行います(ここでは3種類にしていますが、それ以外でも可能です)。完成数値(評定)を入力していくと、設定した条件付き書式に応じて色が変わります。ここでは1学期と2学期の評定で解説していますが、前年との比較時などほかにも活用できるケースがあると思いますので、参考にしてみて下さい。
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  • エクセルで点数によって評価(A,B,C)を自動的に計算する方法
    IF関数で評価(A,B,C)を計算するエクセルで入力された点数をもとに、60点未満はC、60点〜79点はB、80点以上はAと自動的に計算する方法の解説です(下図イメージ)。平均点をもとに評価A,B,Cを自動的に計算。A…80点以上B…60点〜79点C…60点未満評価(A,B,C)の算出には、エクセルのIF関数を使っています。平均点の計算方法はコチラの記事をご確認ください。IF関数を使ってA,B,Cにランク分け80点以上ならAにするのように条件によって処理を変えるにはIF関数を使います。【条件判定を行うIF関数】=IF(条件判定,処理1,処理2)条件判定…判定させる条件式を設定処理1…設定した条件式にあてはまる場合の処理を設定処理2…設定した条件式にあてはまらない場合の処理を設定処理2は省略することも可能条件判定、処理1というのが数学っぽくてわかりにくいと感じる方のために、文章風にしてみると下記のようになります。【条件判定を行うIF関数の例】=IF(F2のセルの値が80以上,Aと表示,Bと表示)上に挙げたA,B,C判定を行う表では、次のように設定されています。IFが2つ出てきていますが、下記の意味になります。処理2の中身がIF関数になっていて、その中でまた条件判定を行っています。最初の条件判定で、F2セルが60未満かをチェック60未満なら処理1(Cと表示)が行われる60以上なら処理2へ処理2で、新たな条件判定(F2セルが80未満かをチェック)80未満ならBと表示80以上ならAと表示ちなみに、ここではIF関数が2つだけですが、2つ目のIF関数の中にさらにIF関数を入れて3つにすることもできます(4つ以上も可能)。ただし、あまりIF関数を増やすと見にくくなるので気を付けてください。
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  • エクセルで成績一覧表を作成するときに便利な機能
    成績処理を効率化する便利な機能エクセルで成績一覧表を作成するときに便利な機能を紹介します。学年末や学期末に複数回のテストの点数を集計することがあると思います。このとき生徒ごとにそれぞれのテストの点数を入力していくと表が横に長くなりがちです。(こんな感じ↓)スクロールバーを使えば見ることはできるのですが、見やすくはありません。こうしたときは、グループ化機能を使うとスッキリします。(グループ化機能を使うと…)任意の列をまとめて非表示にすることができます。上部にできるボタンの押下で表示・非表示の切り替えもできます。(+ボタンクリックで再表示)エクセルにあるグループ化機能の使い方グループ化により隠したい(非表示にしたい)列を選択左端の列をクリックで選択→SHIFTを押しながら右端の列を選択で範囲選択できます。(上部メニュー)データ→グループ化をクリックグループ化されるほかにもグループ化したい箇所(上の例では「社会」など)があれば同様の操作を行います。一気にグループ化を切り替えるには左上の数字グループ化機能をつけると自動的につくられる左上の数字ボタンをクリックするとグループ化(表示・非表示)の切替が一気に行えます。上の説明では列に対して(横方向に)グループ化を行いましたが、行に対して(縦方向に)グループ化を行うこともできます。長くなりがちな表で使用すると、見やすい表になるので、活用してみて下さい。
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  • エクセルで80点以上など一定の点数以上に色をつける方法
    「条件付き書式」を使って点数を色分けエクセルで名簿上にテストの点数を入力し、一定の点数以上(80点以上など)の場所だけ色を変える方法の解説です(下記イメージ)。これはエクセル関数ではなく、「条件付き書式」というものを利用します。メニュー「ホーム」→「条件付き書式」色を変える対象とするセルをすべて選択した状態にしてから、メニューの「ホーム」→「条件付き書式」をクリックします。セルの強調表示ルール→指定の値より大きいをクリック。「次の値より大きいセルを書式設定」に数値をキーボードから入力します。※設定する数値は「より大きい」なので、80点以上としたい場合は、「79」を設定します。「OK」をクリックすると、設定が反映されます。色の変更方法設定する色を変更したい場合は、書式のリストから選択することができます。「ユーザー設定の書式」を選択すると、自分で色を自由に設定することができます。設定した書式を解除する方法設定した書式を解除したい場合は、「条件付き書式」→「ルールのクリア」をクリックします。複数のルールを設定することも可能この「条件付き書式」のルール(80点以上で色を変えるなど)は同じ範囲に複数の設定をすることができます(80点以上と60点以下など)。(例)80点以上と60点以下で設定複数のルールを設定方法は、それぞれの設定を別々に行うだけでOKです。最初に80点以上の設定を行い、その後、60点以下の設定を行うなど。平均点以上(または以下)で色を変えたい場合は、任意のセルにAVERAGE関数を使って平均点を算出・表示し、数値を入力するところ(上の例だと79と入力したところ)で、そのセル番地を指定すればできます。エクセルで成績処理を行う際に便利な機能ですので、活用してみてください。
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  • エクセルでテストの平均点を計算する方法
    平均点の計算はAVERAGE関数を使うエクセルの関数を使って平均点を計算する方法の解説です。テストごとの平均点や個人ごとの複数回のテストの平均点を計算することができます。エクセルでの平均点の出し方ワンポイント四則演算を使って平均点を出す(対象の点数を足して、対象の数で割る)こともできますが、下記の関数を使う方法をオススメします。関数を使っていれば未入力のセル(テストを欠席した場合など)は計算対象になりませんが、四則演算だと「対象の数で割る」数字を変えなければなりません。エクセルで平均を計算する関数はAVERAGEエクセル関数「AVERAGE」で指定された数値の平均を計算することができます。【平均を求める関数】=AVERAGE(範囲)範囲のところに指定された値の平均を計算上の図では、範囲のところに『C2:E2』と指定されています。このため『C2』セルから『E2』セルまでの数値の平均が計算されます。「C2:E2」としたところは、カンマで区切って「C2,D2,E2」としても同じ結果になります。【平均点を計算するときの注意点】エクセルで関数を使って平均点を計算するときは範囲で指定したセルの中の数値がすべて半角で入力されていなければなりません。全角数字は平均点を計算する対象にならないので注意が必要です。計算式はコピーして使えるクラス名簿などをもとに成績処理を行う場合は、計算式をコピーすることができます。一番上の端のセルに設定した計算式をドラッグしてコピーするのが便利です。計算式を設定したセルの右下にマウス(カーソル)をあわせ、「+」マークになったら、コピーしたい方向にドラッグします。これで計算式がコピーされます。小数点以下を揃えるのはセルの書式設定小数点以下の数値を揃えたい場合は、セルの書式設定で行います。設定したいセルをすべて選択した状態で、右クリック→セルの書式設定を選択。表示形式→数値→小数点以下の桁数を設定。設定された小数点以下の桁数で表示されます。数値が未入力の場合は平均値の計算対象とならない上の図のCさん、Eさんのように数値が未入力の箇所がある場合、数値が入力されているところのみで平均点を計算します(Cさんは75点と58点の平均を計算)。このためテストを欠席した場合や転入生で以前のテストを受けていない場合なども、受けたテストだけの平均点を計算することができます。タテでの平均値の計算も同様に行えますタテ(列)に対しても同じように平均点を計算することができます。平均の計算対象とする数値のところに『C2:C11』と指定されています。このため『C2』セルから『C11』セルまでの数値の平均が計算されます。計算式のコピー、小数点以下の桁合わせも同じように設定すれば完成です。
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  • テストによって重みを変えて総合点を計算する(エクセル成績処理)
    計算式(四則演算)を設定して重みを反映複数回のテストの点数に対し、重みをつけて総合点を計算する方法を紹介します。(例)3回目のテストの点数のみ3倍して総合点を算出。Aさん…10点(1回目)+10点(2回目)+10点×3(3回目)=50点計算式(四則演算)を設定して重みを反映させるエクセルの計算式(四則演算)でテストの点数の重みを考慮することができます。上のように総合点を計算するセル【F2】には、次の計算式が設定されています。=C2+D2+E2×3『E2×3』で【E2】セルの数値を3倍しているということです。残りは足し算。あとは「Bさん」以降の行にも、この計算式をコピーするだけです。重みを表の中で設定できるようにする上の例だと、重み(×3)が計算式の中に含まれてしまいます。これを表の中で設定できるようにすることもできます。それぞれのテストごとに重み(かける数値)を表の中で設定しています。この数値を使った計算式は次のように設定します。総合点を計算するセル【F2】には、次の計算式が設定されています。=C3×C$2+D3×D$2+E3×E$2C$2とは【C2】セルのことです。よって、『C3×C$2』はC3セルの数値とC2セルの数値をかけ算です。かけ算で重みを考慮して、足し算で総合点を計算してることになります。なぜ、「C$2」と「$」をつけるのか?C$2を単にC2としていない理由は、計算式をコピーするためです。『C3×C2』として計算式を次の行にコピーすると、コピーした計算式は、『C4×C3』となってしまいます。これでは正しく重みが反映されません。重みのある【C2】セルはコピーしても、そのままでなければなりません。コピーしても計算式の数値をずらさないようにするのが『$』です。『C3×C$2』としてコピーすれば、『C4×C$2』となります。「$」は絶対参照の記号です。詳しくは下記の記事で解説。⇒ エクセルで関数をコピーするときに気をつけたい相対参照と絶対参照以上、成績処理で複数回のテストに重みをつけて計算するときに活用してみてください。
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  • エクセル名簿をテストの成績順に並べ替える方法
    範囲を指定して「並べ替え」エクセルの名簿をテストの成績順に並べ替える方法を紹介します。(例)並べ替え前↓平均点で並べ替え(例)並べ替え後範囲を選択してから、メニュー「データ」→「並べ替え」まず最初に、並べ替える範囲をすべて選択します。「平均点」の列をもとに並び替える場合でも、「平均点」以外の列も選択します。上の図ではA列からF列まで選択しています。すべての範囲を選択したら、メニューの「データ」から「並べ替え」を選択。「最優先されるキー」に並べ替える基準となる列(ここでは平均点)を設定します。「No」「名前」「平均点」などのリストが表示されない場合は、右上の「先頭行をデータの見出しとして使用する」にチェックを入れます。成績順(点数の高い順)にするには「順序」を「降順」に設定します。「Ok」をクリックすると、設定された内容で並べ替えられます。成績処理以外でも使える機能ですので、活用してみてください。
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  • 成績として入力した評価(A,B,C)の数をカウントする方法(エクセル成績処理)
    COUNTIF関数でA,B,Cの数を算出エクセルで成績評価として入力したA,B,Cの数を自動計算する方法の紹介です。上の表では個人ごとに評価(A,B,C)を入力し、その評価をつけた数を自動的に計算し、下に表示させています(色つきの部分)。評価をA,B,Cの三段階にしていますが、1〜5までの5段階などでも同じように表示させることができる方法を紹介します。COUNTIF関数を使用して評価の数を表示させる評価の数を数えるには、エクセル関数「COUNTIF」を使用します。【COUNTIF関数】=COUNTIF(範囲,検索条件)範囲…数える対象とする範囲を設定検索条件…数える条件を設定上の表では【C13】のセルのCOUNTIFに範囲、検索条件が次のように設定されています。範囲…C$2:C$11検索条件…”A”C$2:C$11は、C2セルからC11セルまでという意味です。「$」記号をつけているのは、絶対参照にして計算式をコピーしやすくするためです。絶対参照、相対参照については詳しくは下記の記事で解説。⇒ エクセルで関数をコピーするときに気をつけたい相対参照と絶対参照検索条件の”A”は『Aと一致したら』という意味です。よって、『C2セルからC11セルまで』で『Aと一致したら』となります。この条件をエクセルが計算して【C13】セルに『2』と表示しているわけです。あとは、この計算式を他のセル【C14】【D13】などにもコピーします。計算式をコピーで貼りつけた後に【C14】であれば”A”は”B”に変更します。『$C$2』ではなく『C$2』の理由【D13】にコピーすると、『C$2:C$11』は『D$2:D$11』となります。こうするために、『$C$2』ではなく『C$2』としています。ABC三段階でなく1〜5の五段階でも同じ評価をABCの三段階でなく、1〜5の五段階にする場合も同じです。COUNTIF関数を使って、検索条件のところを”1”とすれば計算できます。成績処理での事例で紹介しましたが、アンケート集計でも使えるテクニックです。参考にしてみてください。
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  • エクセル通知表の作り方(基本となる仕組みを解説)
    エクセル通知表の作り方(基本の仕組み)エクセル(Excel)を使って通知表をつくるときの基本的な仕組みについて解説します。エクセルで通知表を作成する場合は、デザインや表示させる項目よりも先に基本となる仕組みを理解しておく必要があります。何パターンかありますが、ここでは最も基本的なものを紹介します。エクセル通知表の仕組みエクセル通知表の中で最も基本的なものは、印刷ページと成績一覧ページを作成するものです。成績一覧ページに入力した内容が、印刷ページに表示されるという仕組みです。「成績一覧」ページ生徒ごと科目ごとの成績を入力するページです。「印刷」ページ印刷して渡すものがコチラ。「成績一覧」ページに入力された内容を生徒ごとに表示するページです。実際の通知表では校章を入れたりしてデザインを工夫すると思いますが、ここでは仕組みを理解するためにシンプルに表示しています。同じエクセルファイルの中で2つのシート(ページ)があるというわけです。VLOOKUP関数を使って、印刷ページに表示するデータを設定「成績一覧」ページにあるデータから誰の通知表データを「印刷」ページに表示するのかにはVLOOKUP関数を使用します。VLOOKUP関数の使い方VLOOKUP関数(検索値,検索範囲,出力データ列番号)検索範囲の一番左側の列から検索値を探し出し、その行のデータの出力データ列番号に設定されている値を表示する。検索値…H2(に設定されている数値)検索範囲…成績一覧!A2:M21出力データ列番号…5成績一覧シートのA2セルからM21セルの範囲の中から、一番左側の列がH2の値(14)となっている行の、5番目の列のデータを表示。成績一覧シート上の例は国語ですが、他の科目や名前、学年組、出席番号も同じ方法で設定します。VLOOKUP関数を使って、国語のときは出力データ列番号に「5」を設定していましたが、ここを変更します。対象IDを切り替えることで表示内容を変更H2セルに設定している数値を切り替えることで表示内容が変更されるという仕組みです。(出力対象を変更)なお、対象IDが表示されているH列は改ページプレビューで印刷対象外としておけば印字されません。以上がエクセル通知表の基本的な仕組みとなります。一覧シートでデータを作成し、印刷ページでVLOOKUP関数で対象を表示という流れです。「全員分の印刷ページをあらかじめ作成しておく(人数分のシートを作成)」というやり方もありますが、その場合は通知表のデザインが変更になった場合、すべてのページを変更しなければなりません。印刷ページは1シートにしておき、対象をVLOOKUP関数で設定する方式にしておけば、デザイン変更の際も1シートの変更だけで済みます。参考にしてみてください。
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  • ランキングを計算するエクセル関数の使い方
    RANK関数でランキングを算出エクセルではRANK関数を使うことでランキングを計算することができます。【テストの点数順にランキングをつけた例】=RANK.EQ(順位を求める値,順位の対象となる範囲)「順位を求める値」が「順位の対象となる範囲」のなかで何番目に位置するかを算出します。上の図の例では、C2の値(71)がC2からC36までにある値の中で、大きい方から何番目かを表示しています(26番目という意味)。C$2:C$36と「$」をつけているのはコピー時のエラー防止上の例で、「順位の対象となる範囲」を「C2:C36」ではなく「C$2:C$36」と「$」をつけているのは、この関数をコピーしたときに、まちがった式が入ってしまわないようにするためです。「C2:C36」を下の行にコピーすると「C3:C37」と「順位の対象となる範囲」もひとつ下にズレてしまいます。2行目は、たまたま順位値(ランキング値)が同じですが、3行目のように正しい値が表示されなくなります。3種類あるRANK関数のちがいエクセルには、このランキングを求める関数が3種類あります。RANK.EQRANK.AVGRANKこのうち「RANK」は古いバージョンのエクセルと互換性を保つために残されているもので、現在はRANK.EQかRANK.AVGを使うのが一般的です。RANK.EQとRANK.AVGのちがいは同順位の扱い同じ値のときに順位を最も高い順位にするのがRANK.EQで、平均とするのがRANK.AVGです。【RANK.EQとRANK.AVGでのランキングのちがい】一般的なランキングだと「RANK.EQ」のほうが自然に感じるかもしれませんが、RANK.AVGで平均値とする方法もエクセル関数ではできるようになっています。古いエクセルとの互換性を保つために残っているRANK関数はRANK.EQ関数と同じ動き。ランキング関連で他につかうエクセル関数RANK関数以外にランキング関連で使われることが多い関数も紹介します。MAX(範囲)範囲の中の値の最大値を表示MIN(範囲)範囲の中の値の最小値を表示AVERAGE(範囲)範囲の中の値の平均値を表示MEDIAN(範囲)範囲の中の値の中央値を表示なお、対象とするのはあくまでも数値(半角)です。全角数字は文字としてあつかわれるので算出対象にはなりません。【全角数字は対象外】A1セルからD1セルの中から最大値を求めるMAX関数が入力されているが、D1セルに入力されている「4」は全角数字(文字)のため対象外となり、最大値は「3」が表示されている。
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  • エクセルでの箱ひげ図のつくり方(基本と応用設定)
    箱ひげ図のつくり方(基礎編)エクセルで下記(右)のような箱ひげ図を作る方法を解説します。上記はいずれも1から99までの数字を箱ひげ図にしたものです。対象となる数値(1から99)が入力されているセルを選択して、挿入→グラフ→箱ひげ図を選択すれば、左のような箱ひげ図が作れます。左側の初期状態の図では見栄えが良くないので、これを右のように変更する方法を解説します。フォントを変更し、グラフタイトルを削除グラフ全体のフォントを変更し、【グラフツール→グラフのデザイン→グラフ要素を追加→グラフ タイトル→なし】 で右の状態となります。箱ひげ図の色、線を変更箱ひげ図を選択し、右クリック→データ系列の書式設定で「塗りつぶし」と「枠線」を設定します。「塗りつぶし」で「塗りつぶしなし」を選択すると、背景が見えるようになります。「枠線」では色と太さを設定できます。箱ひげ図の値を表示、平均値を非表示にする箱ひげ図を選択し、【グラフツール→グラフのデザイン→グラフ要素を追加→データラベル→右】 を選び、表示された数値(データ)のフォントを変えると左の状態となります。この状態だと平均値が表示されているので、データ系列の書式設定で系列のオプションにある【平均マーカーを表示する】のチェックを外します(右の状態)。不要な表示は削除不要な表示部分をクリックして削除すれば完成です(右図)。箱ひげ図の応用設定外れ値の表示・非表示の切り替え12,3…99,150という100個の数値で箱ひげ図を作ると通常は下図左のようになりますが、「150」を外れ値として表示しない方法(下図右)もあります。外れ値を表示しないようにするには、箱ひげ図を右クリックし、データ系列の書式設定を表示。系列のオプションで【特異ポイントを表示する】のチェックを外し、【四分位数計算】で【包括的な中央値】を選びます。箱ひげ図の間隔(幅)を変更する方法箱の間隔(幅)は設定で広くしたり、狭くすることができます。データ系列の書式設定で【系列のオプション→要素の間隔】の数値を大きくすると幅が狭くなり、小さくすると幅が広くなります(初期値は100%)。複数の箱ひげ図の間隔を設定する方法どちらも要素の間隔は100%で設定。複数の箱ひげ図を作るときに図同士の間隔を設定する方法はありません。ただし、対象とするデータ列を「空」にしておくことで疑似的に間隔をあけることができます。上の右図はデータ範囲をA列からC列として、A列とC列のみにデータを設定し、B列は「空」にしています。こうすることで2つの箱ひげ図のあいだの間隔を拡げることができます。
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