ここではエクセルを使うと、どんな校務がどのように効率化できるのかを具体的に紹介したいと思います。エクセルで何ができるの?と思っている方は参考にしてみてください。
エクセルと最も相性が良い校務は成績処理です。
次のように成績をつけるときのデータ整理にエクセルは役に立ちます。
具体的にはエクセルを使って次のようなことを行うことができます。
エクセルの名簿上にテストの点数(素点)を入力することで、点数の順位を自動的につける。
入力されたテストの点数の平均点を計算する。
欠席者(点数未入力)は除外して平均を計算することもできます。
80点以上など一定の点数以上のところを色を変えて表示することができます。
テストの点数が高い順に名簿を並べ替えることができます。
複数回行ったテストに、それぞれ重みをつけて総合点を計算することができます。
1回目のテストの点数は1倍、2回目のテストの点数は2倍など。
月別行事予定表や年間行事予定表はエクセルで作っておくことで、再利用しやすくなります。
エクセルであれば、カレンダーの部分を一括で書き換えることができるからです。
月が替わるごと、年度が替わる度に、「月、火、水…」とひとつひとつ入力し直す必要がありません。特定の場所を更新するだけで、あとは自動的に書き換わるようにすることができます。
校務では給食費など出納簿をつけることも多いと思います。
こうしたものもエクセルで計算部分を自動化することができます。
保護者アンケートなどを集計してグラフ化する。
こうした作業もエクセルの得意分野です。
定期的に行っているアンケートであれば、数値部分だけを変えれば、グラフが自動的に表示されるようにしておくことで、校務作業を効率化することができます。
教科ごとの授業時数の集計を行うこともできます。
年間標準時数に対する達成率や予定に対する消化率を表示することもできます。
体育の授業で行う50m走などのタイムを記録(入力)し、児童・生徒ごとに平均タイムを計算したり、男女別にクラスの平均タイムを計算することができます。
ココで紹介したものの具体的な方法は別ページで紹介予定です。
準備できるまで、しばらくお待ちください。
学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能やピボット機能を校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。
第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。
*本書の対象はエクセルを使ったことがある先生向けです。エクセルを使ったことがない方、初心者の方には前著「先生Excel」をオススメします。(前著)初心者向け⇒先生向けエクセル講座「校務Excel」